
「業者から『来月から塗料が値上がりする』
と急かされている」——。
「今って外壁塗装って
できるんですか?」——。
このようなお問合せを頂くことがあります。
2026年現在、
中東情勢の影響により
外壁塗装の費用は大きな
変動期を迎えています。
今回のブログは中東情勢(ナフサ不足)が
外壁塗装に与える影響
適正価格で高品質な工事を実現するための
「賢い塗装術」についてお話したいと思います😃
◆そもそもナフサとは何か?
ナフサが塗料の原材料になる仕組み

石油を精製する過程で生産されるナフサは、
石油化学工業の基礎原料として
以下のような製品に加工されます。
・エチレン・プロピレン
→ アクリル樹脂・ポリエステル樹脂など塗料の主成分
・ベンゼン・トルエン・キシレン
→ 有機溶剤(溶剤系塗料の溶媒)
・各種化学品
→ 顔料の分散剤・塗料添加剤
つまり、ナフサが不足すると
塗料の主成分(樹脂)・溶剤・添加剤の
すべてが影響を受けます。
◆なぜ今、外壁塗装の価格が
上がっているのか?
(2026年のナフサショック)
原因は中東情勢の悪化です。
日本はナフサ輸入の約74%を
中東産に依存しており、
そのほぼ全量がホルムズ海峡を経由して届きます。
2026年2月以降、
この海峡周辺の情勢が緊迫化したことで、
供給が一気に不安定になりました。
さらに深刻なのが、
原油には国家備蓄(約250日分)があるのに対して、
ナフサには国家備蓄制度がなく、
民間在庫は約20日分しかない
という点です。
供給が止まれば、
現場への影響はほぼ
即座に出てしまいます。
◆価格高騰時代を乗り切る!
値上がりしにくい
塗料の選び方と賢いタイミング
資材や物流費の高騰が避けられない今、
従来通りの「とにかく安い見積もりを選ぶ」
という手法はかえってリスクを高めます。
これからの時代は、
塗料の特性を理解し、
長期的な視点でコストを抑える戦略が
求められます。
◆目先の価格より
「ライフサイクルコスト(耐用年数)」
を重視する
外壁塗装の費用を考える際、
多くの人は「今回の工事費(初期費用)」
に目が行きがちです。
しかし、本当に重要なのは
「次の塗り替えまでに何年持つか」
という「ライフサイクルコスト(生涯費用)」
の視点です。
例えば、価格が安いからとシリコン塗料などの
一般的なグレードを選んだ場合、
およそ10年後には再び足場を組んで
塗装を行う必要があります。
現在、塗料だけでなく
足場の運搬にかかる物流費や、
現場の燃料費なども軒並み上昇しています 。
将来的に物価高がさらに進んでいれば、
次回の工事費用は今よりも
大幅に跳ね上がっている可能性が高いのです。
◆ラジカル制御形塗料や
無機塗料など、
長寿命塗料を選ぶメリット
そこで検討したいのが、
耐用年数が15年〜20年以上と長い
「ラジカル制御形塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」
といった高耐久塗料の選択です。
これらの塗料は初期費用こそ
やや高くなりますが、
紫外線による劣化を防ぐ技術が
使われており、建物を長期間保護します。
また、今回のナフサショックに
おけるメーカーの価格改定を見ると、
シンナーや溶剤系塗料(値上げ率20〜30%など)
が最も大きな影響を受けており、
水性塗料(値上げ率15〜25%など)は
比較的値上げ幅が抑えられている傾向
があります。
近年の高耐久塗料は水性タイプも
豊富にラインナップされているため、
シンナー不足の直撃を受けにくいという
隠れたメリットもあります。
◆「塗り替え回数を減らす」
ことが最強のコストダウン
外壁塗装の費用のうち、
約3割は「足場代」や「人件費」が
占めると言われています。
どれだけ安い塗料を使っても、
この足場代や職人の人件費を
削ることはできません。
一般的な塗料(耐用年数10年)の場合:
30年間で 3回 の工事(足場代も3回分)が必要。
高耐久塗料(耐用年数15年)の場合:
30年間で 2回 の工事(足場代は2回分)で済む。
つまり、耐用年数の長い塗料を選んで
「家を建ててから手放すまでの
塗り替え回数を1回減らす」
ことこそが、足場代や人件費を丸ごと
節約できる最強のコストダウン戦略となります。
物価が高騰し続ける時代だからこそ、
「長持ちさせて工事回数を減らす」
という防衛策が有効です。
◆ 今、外壁塗装を
どう判断すべきか?
正直に言います。
短期的な価格の下落は、
現時点では見込みにくい状況です。
一方で、塗装の劣化が
進んでいる家をそのまま放置すると、
外壁の傷みが深刻化して
修繕費用がさらにかさむリスクもあります。
「今やるべきか待つべきか」は
家の状態によって変わります。
不安な方はアークプラスまで
ご相談ください。
塗装をするか未定の方もお気軽にどうぞ☺

信頼を、紡いでいく。
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